【2026年最新】関西の大型プロジェクト・再開発年表|三宮再開発・北陸新幹線からリニアまで

【2026年最新】関西の大型プロジェクト・再開発年表|三宮再開発・北陸新幹線からリニアまで

水都大阪ホッとなニュース&ブログ

大阪・関西万博が閉幕したあとも、関西の街づくりは続いています。

神戸・三宮では新バスターミナルやJR三ノ宮新駅ビルを中心とした大規模再整備が進み、京都では向日市の大型アリーナやJR向日町駅周辺再開発、関空特急「はるか」の山科駅延伸が予定されています。奈良ではJR大和路線の奈良駅~郡山駅間に新駅が誕生し、滋賀・京都・大阪・兵庫・和歌山では新名神高速道路をはじめとする道路網の整備も進んでいます。

さらにその先には、2026年7月に「桂川案」で政治的な方向性が固まった北陸新幹線の敦賀―新大阪延伸、松井山手付近の新駅、奈良市附近を経由するリニア中央新幹線など、関西の交通地図そのものを変える巨大プロジェクトも控えています。

この記事では、2026年8月19日以降に開業・完成が予定されている関西の主な大型プロジェクトを、完成時期の早い順に紹介します。すでに完成・開業した事業は原則として除外し、完成時期が決まっていない長期プロジェクトについても、現在どこまで進んでいるのかをまとめました。



関西の大型プロジェクト・再開発年表


関西でこれから予定されている大型プロジェクトを、開業・完成目標の早い順に並べると次のようになります。


※以下の時期は2026年8月19日時点で公表されている予定・目標です。「予定」「目標」とされている事業は、工事、事業者との協議、地元調整などによって変更される場合があります。


時期 プロジェクト 概要・現在の状況
2026年10月1日 大和工業アリーナ姫路 供用開始予定 姫路市の手柄山平和公園に誕生する大型スポーツ施設。メインアリーナや屋内競技用プールなどを備え、2026年10月1日に供用開始予定です。
2026年度冬 JR向日町駅周辺整備 第2期 工事中 JR向日町駅の橋上駅舎化や東西自由通路、東口整備を進める事業。2026年度冬に東口の一部供用などを予定しています。
2027年 千里丘駅西地区再開発 工事中 JR千里丘駅西口に駅直結のペデストリアンデッキ、駅前広場、商業施設、地上36階の住宅などを整備。2027年の事業完了を予定しています。
2027年度 グラングリーン大阪 整備中 大阪駅北側で進むうめきた2期開発。2024年から段階的に開業し、2027年度に全体まちびらきを予定しています。
2027年秋 JR草津駅西口周辺開発 工事中 草津駅西口にホテル、店舗、オフィスなどを備える地上11階の複合施設を整備。2027年秋の開業を予定しています。
2027年12月 三宮新バスターミナルⅠ期 工事中 神戸・三宮の雲井通5丁目地区に、中・長距離バスターミナルを核とする大規模複合施設を整備。三宮再整備の先陣となります。
2028年春 (仮称)森之宮新駅 事業中 Osaka Metro中央線を森ノ宮駅から約1.1km延伸。大阪城東部地区と大阪公立大学森之宮キャンパスの新たな玄関口になります。
2028年度 京都アリーナ(仮称) 事業中 向日町競輪場の敷地に8,000席以上を想定する大型多目的アリーナを整備。スポーツ、音楽ライブ、イベントなどへの利用を想定しています。
2028年度 JR向日町駅東側再開発 工事中 駅前広場、自由通路、商業・業務施設、高層住宅などを一体的に整備。京都アリーナとともに向日市の新たな拠点形成を担います。
2028年度末 JR大和路線 奈良―郡山間新駅 工事中 奈良駅と郡山駅の間を高架化し、その途中に新駅を設置。奈良IC(仮称)や駅前広場、道路整備と一体となった新たな交通拠点を形成します。
2029年度 JR三ノ宮新駅ビル 工事中 商業、オフィス、ホテルなどを備える大型複合駅ビル。周辺の歩行者デッキや駅前広場と一体的に整備されます。
2029年度 神戸市役所本庁舎2号館 再整備中 庁舎機能に加え、ホテル、オフィス、商業施設などを備える複合施設として建て替えられます。
2029年度 三宮クロススクエア 第1段階 段階整備 三宮交差点周辺の車道を縮小し、歩行者中心の駅前空間へ転換。JR三ノ宮新駅ビルなどと一体となって三宮の玄関口を作り替えます。
2029年度 関空特急「はるか」山科駅延伸 工事中 京都駅発着の「はるか」を山科駅まで延伸。山科駅に12両対応ホームや折返し設備を整備し、「京の東の玄関口」として活用します。
2030年7月 万博記念公園駅前 大規模アリーナ 事業進行 大阪モノレール万博記念公園駅前に大規模アリーナを整備。第Ⅰ期として2030年7月の開業、全施設は2038年5月の開業を予定しています。
2030年秋ごろ 大阪IR 工事中 夢洲にホテル、国際会議場、展示場、商業、エンターテインメント、カジノなどを整備する統合型リゾートです。
2031年春 なにわ筋線 工事中 大阪駅から中之島、西本町を経てJR難波・南海新今宮方面へ向かう新線。新大阪・大阪と関西空港を結ぶ鉄道ネットワークを強化します。
2031年 JR京都駅改良 計画中 JR西日本が自由通路など京都駅の改良を計画。2029年度の「はるか」山科延伸と合わせ、京都駅への利用集中を分散する取り組みが進みます。
2032年度 淀川左岸線2期 工事中 海老江JCTから豊崎付近まで約4.4kmを結ぶ高速道路。工事が順調に進んだ場合、2032年度の完成が予定されています。
2033年度 大阪モノレール延伸 工事中 門真市駅から東大阪市の(仮称)瓜生堂駅まで約8.9km延伸。5つの新駅を設置し、JR・Osaka Metro・近鉄などと接続します。
開通時期未定 新名神 大津JCT―城陽JCT・IC 工事中 滋賀・京都間の新名神高速道路未開通区間。全線で工事が進められていますが、開通時期は確定していません。
開通時期未定 新名神 八幡京田辺―高槻 工事中 八幡京田辺JCT・ICから高槻JCT・ICを結ぶ区間。従来目標だった2027年度までの開通は困難となり、新たな開通時期は未定です。
完成時期未定 淀川左岸線延伸部 事業中 豊崎付近から門真JCTまで約8.7kmを結び、大部分を地下トンネルで整備。大阪湾岸部と第二京阪・近畿道方面を結びます。
完成時期未定 大阪湾岸道路西伸部 工事中 六甲アイランド北側から神戸市長田区方面まで約14.5kmを延伸。神戸港周辺の交通分散と阪神高速ネットワーク強化を担います。
完成時期未定 神戸西バイパス 工事中 第二神明道路北線として永井谷JCT―石ヶ谷JCT間約6.2kmを整備。神戸西部の東西交通を強化します。
完成時期未定 京奈和自動車道 大和北道路 工事中 奈良北ICから郡山下ツ道JCTまで約12.4kmを整備。奈良IC(仮称)とJR大和路線新駅を含む奈良市南部の交通拠点形成にも関係します。
完成時期未定 名神湾岸連絡線 事業中 西宮市内で名神高速道路と阪神高速湾岸線方面を結ぶ約2.4kmの新路線。阪神間の高速道路ネットワークを強化します。
完成時期未定 京都南JCT 事業中 名神高速道路と第二京阪道路を直接接続する新しいジャンクション。京都南部の高速道路ネットワークを強化します。
完成時期未定 新名神 甲賀土山―大津JCT 6車線化 工事中 滋賀県内の新名神高速道路で6車線化を推進。一部区間ではすでに3車線運用が始まっており、残る区間の工事が続いています。
完成時期未定 阪和道 印南―南紀田辺 4車線化 工事中 和歌山県内の阪和自動車道で暫定2車線区間の4車線化を推進。紀南方面への高速道路の安全性と安定性を高めます。
開業時期未定 北陸新幹線 敦賀―新大阪 桂川案で検討進行 2026年7月、与党整備委員会が「小浜・京都ルート」の桂川案を、今後着工5条件の充足を図るルートとして取りまとめました。
開業時期未定 北陸新幹線 桂川付近新駅 計画中 京都市内ではJR京都駅直下ではなく、JR桂川駅付近の地下に新幹線駅を設ける方向。京都南西部に新たな広域交通拠点が生まれる可能性があります。
開業時期未定 北陸新幹線 松井山手付近新駅 計画中 小浜・京都ルートでは京田辺市の松井山手付近にも新駅を設け、新大阪へ向かう計画。JR学研都市線との接続が想定されています。
将来 リニア中央新幹線 奈良市附近―新大阪 長期計画 国の整備計画では名古屋―大阪間の主要な経過地を「奈良市附近」としています。具体的な駅位置や大阪までの開業時期はまだ決まっていません。

2026年秋|姫路と向日町で新しい拠点が動き出す

大和工業アリーナ姫路が10月1日に供用開始

2026年秋、まず注目したいのが兵庫県姫路市です。

手柄山平和公園では「大和工業アリーナ姫路(姫路市立ひめじスーパーアリーナ)」の整備が完了し、2026年10月1日に供用開始を予定しています。

メインアリーナのほか、屋内競技用プールや武道場などを備えるスポーツ拠点です。2026年3月には近くにJR手柄山平和公園駅も開業しており、鉄道駅と大型集客施設を組み合わせた手柄山エリアの再整備が形になります。



JR向日町駅は2026年度冬に東口整備が前進

京都府向日市では、JR向日町駅の橋上駅舎化、東西自由通路、東口駅前広場などを整備する大規模な駅周辺事業が進んでいます。

2026年度冬には東口の一部供用などが予定され、その後も駅東側の市街地再開発が続きます。

向日町では2028年度に京都アリーナの開業も予定されており、2020年代後半に駅と街の両方が大きく変わります。




2027年|三宮・千里丘・草津で駅前開発

千里丘駅西口に新しい駅前拠点

大阪府摂津市のJR千里丘駅西地区では、市街地再開発事業が進んでいます。

地上36階の「プレミストタワー千里丘」を中心に、商業施設、駅前広場、ペデストリアンデッキなどを整備し、2027年の事業完了を予定しています。



滋賀・草津駅西口にも複合施設

JR西日本グループは、滋賀県のJR草津駅西口でも駅前開発を進めています。 ホテル、店舗、オフィスなどが入る地上11階の複合施設を建設し、2027年秋の開業を予定しています。 大阪・京都だけではなく、滋賀県内の主要駅周辺でも民間投資による都市機能の集積が進んでいることが分かります。



三宮新バスターミナルⅠ期が2027年12月完成

神戸・三宮では、2020年代後半を通じて都心そのものを作り替える大規模再整備が続きます。

その先陣となるのが、雲井通5丁目地区に整備される新バスターミナルⅠ期です。現在、三宮周辺に分散している中・長距離バスの乗降機能を集約し、文化施設、図書館、ホテル、オフィスなどを備える複合施設として整備。2027年12月の完成が予定されています。



グラングリーン大阪は2027年度に全体まちびらき

大阪駅北側では、グラングリーン大阪が2027年度に全体まちびらきを迎える予定です。 大阪府内のプロジェクトについては、以下の記事で詳しく紹介しています。



2028年|京都・奈良で新しい駅と街が誕生

向日市に8,000席以上の「京都アリーナ」

京都府は、向日町競輪場の敷地を活用して「京都アリーナ(仮称)」を整備します。

8,000席以上を想定する大型多目的アリーナで、プロスポーツだけでなく、音楽ライブ、イベント、コンベンションなどへの利用も想定されています。

開業目標は2028年度。京都府内では最大級の屋内集客施設となる見込みです。



JR向日町駅東側に新しい街

JR向日町駅東側では、駅前広場、商業・業務施設、高層住宅などを含む市街地再開発も進んでいます。

京都アリーナと駅前再開発が同時期に進むことで、京都市の南西側に位置する向日市は、住宅都市から新たな集客・交流拠点へと役割を広げることになります。



奈良駅と郡山駅の間にJR新駅

奈良では、JR大和路線の奈良駅~郡山駅間で約1.7kmの線路を高架化し、その途中に新駅を設ける事業が進んでいます。

新駅と京奈和自動車道の奈良IC(仮称)は、2028年度末を目指して工事が進められています。

駅前広場や幹線道路、周辺の土地区画整理なども一体的に進められ、奈良市南部に鉄道と高速道路が接続する新たな玄関口が形成されます。



大阪では森之宮新駅

大阪では、Osaka Metro中央線を森ノ宮駅から約1.1km延伸し、「(仮称)森之宮新駅」を2028年春に開業する計画です。

大阪公立大学森之宮キャンパスや大阪城東部地区の新しい玄関口となり、夢洲と森之宮を中央線で直接結ぶ新たな都市軸が形成されます。




2029年|神戸・三宮が一気に変わる

関西の大型プロジェクト年表の中でも、2029年度に最も多くの大型事業が集中する場所の一つが神戸・三宮です。



JR三ノ宮新駅ビル

JR三ノ宮駅では、商業、オフィス、ホテルなどを備える大型複合駅ビルの建設が進んでいます。 2029年度の開業予定で、周辺の歩行者デッキや広場空間などと一体となり、現在の三宮駅前の景観と人の流れを大きく変えることになります。



神戸市役所本庁舎2号館

三宮駅の南側では、神戸市役所本庁舎2号館も再整備されます。 庁舎だけではなく、ホテル、オフィス、商業施設などを備える大型複合施設となり、2029年度の完成が予定されています。



三宮クロススクエア

三宮交差点周辺では、現在の車中心の空間を、人と公共交通を中心とする駅前空間へ転換する「三宮クロススクエア」が進められています。
第1段階では三宮交差点東側の車道を縮小し、歩行者空間を拡大。JR三ノ宮新駅ビルの開業と同じ2029年度が大きな節目になります。




2029年度|関空特急「はるか」が山科駅へ延伸

京都では、JR西日本が関空特急「はるか」を京都駅から山科駅まで延伸するプロジェクトを進めています。

山科駅の北側に12両編成に対応する新ホームを整備し、列車を折り返せる設備も設置。2029年度の供用開始に合わせて「はるか」を山科駅まで延伸する予定です。

山科駅では京都市営地下鉄東西線に乗り換えられるため、関西空港から京都駅を経由せず、山科から東山方面や京都市中心部へ向かう新しいルートができます。

JR西日本は山科を「京の東の玄関口」と位置付け、京都駅への利用集中を分散する狙いもあります。




2030年|大阪で大型アリーナとIR

万博記念公園駅前に大規模アリーナ

大阪モノレール万博記念公園駅前では、大規模アリーナを中核とする新たなスポーツ・文化拠点が整備されます。

大阪府が2026年度に示した最新の事業スケジュールでは、第Ⅰ期となるアリーナなどの開業は2030年7月。その後もホテル、商業、オフィスなどを段階的に整備し、2038年5月に全施設の開業を予定しています。



夢洲に大阪IR

夢洲では2030年秋ごろ、大阪IRの開業が予定されています。

複数のホテル、国際会議場、展示場、商業、エンターテインメント、カジノなどを一体的に整備する巨大プロジェクトで、夢洲を常設の国際観光拠点へ変える中核事業です。




2031年|なにわ筋線と京都駅改良

なにわ筋線が2031年春に開業

なにわ筋線は、大阪駅のうめきた地下ホームから中之島、西本町を通り、JR難波駅と南海新今宮駅方面へ向かう新しい鉄道路線です。

2031年春の開業に向けて工事が進んでおり、大阪・新大阪と関西空港を結ぶ南北交通軸が強化されます。



JR京都駅も2031年に改良

JR西日本は、2029年度の「はるか」山科延伸に続き、2031年には京都駅の自由通路などを改良する計画を示しています。

山科を新しい東側の玄関口として活用しながら、京都駅そのものの処理能力や回遊性も向上させることで、京都の鉄道ネットワーク全体を再編していく流れです。




2032~2033年度|高速道路とモノレール

淀川左岸線2期が2032年度完成予定

淀川左岸線2期は、海老江JCT付近から新御堂筋の豊崎付近まで約4.4kmを結ぶ高速道路です。

淀川の堤防と一体となった地下道路を整備する大規模工事で、工事が順調に進んだ場合、2032年度の完成が予定されています。



大阪モノレールが瓜生堂まで延伸

大阪モノレールは、現在の門真市駅から東大阪市の(仮称)瓜生堂駅まで約8.9km延伸されます。

松生町、門真南、鴻池新田、荒本、瓜生堂の5駅を新設し、Osaka Metro長堀鶴見緑地線、JR学研都市線、近鉄けいはんな線、近鉄奈良線と接続。2033年度の開業が目標です。




完成時期未定|関西の高速道路網も大きく変わる

関西の大型プロジェクトは、鉄道や再開発だけではありません。

NEXCO西日本と阪神高速では、新名神高速道路の未開通区間をはじめ、神戸、大阪、奈良、西宮、和歌山などで複数の大型道路事業が進んでいます。



新名神高速道路の未開通区間

新名神高速道路では、大津JCT(仮称)~城陽JCT・ICと、八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・ICの建設が続いています。 八幡京田辺~高槻間は、従来目標とされていた2027年度までの開通が困難となり、新たな開通時期は未定となっています。

さらに滋賀県内では、甲賀土山IC~大津JCT間の6車線化も進められています。



淀川左岸線延伸部

2032年度完成予定の淀川左岸線2期から、さらに東へ延びるのが淀川左岸線延伸部です。

豊崎付近から門真JCTまで約8.7kmを結び、大部分を地下トンネルで整備。完成すれば、大阪湾岸部から第二京阪道路、近畿自動車道方面へつながる「大阪都市再生環状道路」が大きく前進します。



大阪湾岸道路西伸部

神戸では、阪神高速湾岸線を六甲アイランド北側から長田区方面へ約14.5km延ばす「大阪湾岸道路西伸部」が建設されています。

神戸港周辺の交通を分散し、阪神高速3号神戸線の渋滞緩和や物流ネットワークの強化を目指す大型道路プロジェクトです。



神戸西バイパス

神戸市西部では、第二神明道路北線となる神戸西バイパスの整備も進んでいます。

現在は永井谷JCT~石ヶ谷JCT間約6.2kmで工事が進められており、神戸西部の交通ネットワークを大きく変える道路になります。



京奈和自動車道「大和北道路」

奈良県では、奈良北ICから郡山下ツ道JCTまで約12.4kmを結ぶ大和北道路の整備が進んでいます。

途中に設けられる奈良IC(仮称)は、2028年度末開業目標のJR大和路線新駅に隣接します。

つまり奈良では、「JR新駅+奈良IC+大和北道路+周辺まちづくり」が一つの巨大な交通・都市開発プロジェクトとして進んでいることになります。



名神湾岸連絡線

兵庫県西宮市では、名神高速道路と阪神高速湾岸線方面を結ぶ「名神湾岸連絡線」が事業中です。

延長は約2.4km。完成すれば名神高速から湾岸部へのアクセスが改善し、阪神間の高速道路交通を分散する効果が期待されます。



京都南JCT

京都では、名神高速道路と第二京阪道路を直接結ぶ京都南JCTの整備も進められています。

これまで一般道路などを介していた両路線が高速道路同士で接続すれば、京都南部や大阪東部方面への広域移動がより便利になります。



和歌山では阪和道を4車線化

和歌山県では、阪和自動車道の印南IC~南紀田辺IC間で4車線化工事が進んでいます。

紀南方面への高速道路は観光だけでなく、災害時の道路ネットワークとしても重要です。上下線を分離して4車線化することで、安全性と通行の安定性を高めます。

このほかNEXCO西日本では、黒丸スマートIC、新名神大津スマートIC、城陽スマートIC、三木スマートICなどの整備も進めています。




開業時期未定|北陸新幹線は「桂川案」で新大阪へ

関西の将来を大きく左右する鉄道プロジェクトが、北陸新幹線の敦賀~新大阪間です。

北陸新幹線は2024年3月に金沢~敦賀間が延伸開業しましたが、残る敦賀~新大阪間は未着工です。

長年、京都市内の駅位置や建設費、地下水などをめぐって議論が続いてきましたが、2026年7月15日、与党の整備委員会は「小浜・京都ルート」の桂川案を、「今後着工5条件の充足を図るルート」として取りまとめました。



京都市内の新駅は桂川付近へ

桂川案では、JR京都駅の地下ではなく、JR京都線の桂川駅付近の地下に北陸新幹線の新駅を整備する方向となります。

桂川駅は京都駅と大阪駅を結ぶJR京都線上にあり、近くには阪急京都線の洛西口駅もあります。

実現すれば、京都市南西部に現在の京都駅とは別の新たな広域交通拠点が誕生します。



松井山手付近にも新幹線駅

小浜・京都ルートでは、京都府南部の京田辺市・松井山手付近にも新駅を設け、新大阪へ向かう計画です。

敦賀

小浜付近

桂川付近

松井山手付近

新大阪

松井山手付近ではJR学研都市線との接続が想定されます。

北陸新幹線駅が実現すれば、京田辺市だけでなく、枚方市や交野市など大阪府北東部から北陸方面へのアクセスにも大きな変化をもたらす可能性があります。

ただし、2026年7月の取りまとめは着工そのものの決定ではありません。今後、地元の理解、財源、収支採算性、投資効果など「着工5条件」を満たすための調整が必要で、具体的な着工時期・開業時期はまだ決まっていません。




将来|リニア中央新幹線は奈良市附近を経由して新大阪へ

さらに長期的な巨大プロジェクトとなるのが、リニア中央新幹線です。 国の整備計画では、名古屋から大阪までの主要な経過地として「奈良市附近」が定められています。

具体的な奈良県内の駅位置はまだ決まっていませんが、実現すれば奈良県で初めての新幹線駅となります。 奈良では2028年度末にJR大和路線の新駅と奈良ICが整備され、そのさらに先にリニア中央新幹線「奈良市附近駅」という巨大プロジェクトが控えていることになります。

一方、先行する品川~名古屋間の工事が当初計画より遅れているため、大阪までの具体的な開業時期は現時点では確定していません。




関西は「大阪だけ」ではなく各地で大きく変わる

関西の大型プロジェクトを年表で並べると、地域ごとに変化の内容がかなり違うことが分かります。

大阪では、IR、なにわ筋線、アリーナ、モノレール、高速道路など複数の巨大事業が同時進行しています。

神戸では、2027年の新バスターミナルから2029年のJR三ノ宮新駅ビル、市役所2号館、三宮クロススクエアへと、都心・三宮そのものを作り替える再整備が続きます。

京都では、向日町のアリーナと駅前再開発、山科への「はるか」延伸、京都駅改良、さらに将来の北陸新幹線・桂川新駅へと、複数の新しい交通・集客拠点が生まれます。

奈良では、2028年度末のJR新駅と奈良IC、大和北道路、さらに将来のリニア中央新幹線が控えています。

滋賀では草津駅西口開発や新名神高速道路の建設・6車線化、和歌山では阪和自動車道の4車線化が進んでいます。

そして、新名神、淀川左岸線、大阪湾岸道路西伸部、北陸新幹線、リニア中央新幹線がつながれば、一つ一つの都市が変わるだけではありません。

大阪・京都・神戸・奈良・滋賀・和歌山を行き来する「関西全体の人とモノの流れ」そのものが変わることになります。

大阪・関西万博は2025年に閉幕しましたが、関西の大型プロジェクトはむしろこれからが本番です。

この年表は、新しい計画の発表や開業・完成時期の変更に合わせて随時更新していきます。



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