アセットテクノロジー株式会社
〜設備故障対応と資産価値維持の両立に苦慮するオーナーの実態〜
不動産テクノロジーを活用した投資用不動産の提案・運用サービスを展開するアセットテクノロジー株式会社(本社:⼤阪府⼤阪市、代表取締役:宮本泰光 以下:アセットテクノロジー)は、都市部在住で、タワーマンション(高さ60m以上・約20階建て以上)を所有し、管理会社に委託しているオーナー108名を対象に、タワーマンション管理に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
● | 01|タワーマンションの物件管理における最大の課題、「設備故障・メンテナンスの費用負担」(46.3%)、「高層マンション特有の設備管理の複雑さ」(38.9%) |
● | 02|タワーマンションの設備管理に関する課題、約6割が「高額な修理・交換費用」と回答 |
● | 03|管理会社のサービスに対する改善要望、「緊急時対応の迅速化」が42.6%で最多 |
■調査概要
● | 調査名称:タワーマンション管理に関する実態調査 |
● | 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査 |
● | 調査期間:2025年6月9日〜同年6月10日 |
● | 有効回答:都市部(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、愛知県、福岡県)在住で、タワーマンション(高さ60m以上・約20階建て以上)を所有し、管理会社に委託しているオーナー108名 |
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
■タワーマンションの物件管理における最大の課題、「設備故障・メンテナンスの費用負担」「高層マンション特有の設備管理の複雑さ」など
「Q1.タワーマンションの物件管理で特に大きな課題だと感じていることは何ですか。(上位3つまで)」(n=108)と質問したところ、「設備故障・メンテナンスの費用負担」が46.3%、「高層マンション特有の設備管理の複雑さ」が38.9%、「管理費・修繕積立金の高さ」が37.0%という回答となりました。
Q1.タワーマンションの物件管理で特に大きな課題だと感じていることは何ですか。(上位3つまで)
・ | 設備故障・メンテナンスの費用負担:46.3% |
・ | 高層マンション特有の設備管理の複雑さ:38.9% |
・ | 管理費・修繕積立金の高さ:37.0% |
・ | 入居者の質:25.9% |
・ | 資産価値の維持・向上:23.1% |
・ | 空室期間の長期化:22.2% |
・ | 管理会社とのコミュニケーション:15.7% |
・ | 緊急時の対応体制:13.9% |
・ | 専門的な管理知識の不足:4.6% |
・ | 税金・諸費用の負担:1.9% |
・ | その他:0.9% |
ー管理会社の言いなり | |
・ | 特に課題はない:2.8% |
・ | わからない/答えられない:3.7% |
■設備管理の課題、約6割が「高額な修理・交換費用」と回答
「Q2.タワーマンションの設備管理について、具体的にどのような点に課題を感じていますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「高額な修理・交換費用」が57.4%、「設備更新の判断が難しい」が45.4%、「故障時の迅速対応が難しい」が36.1%という回答となりました。
Q2.タワーマンションの設備管理について、具体的にどのような点に課題を感じていますか。(複数回答)
・ | 高額な修理・交換費用:57.4% |
・ | 設備更新の判断が難しい:45.4% |
・ | 故障時の迅速対応が難しい:36.1% |
・ | 専門業者の手配が難しい:33.3% |
・ | 設備関連のコスト予測が難しい:27.8% |
・ | 設備保証がない/不十分:22.2% |
・ | その他:0.0% |
・ | 特に課題はない:5.6% |
・ | わからない/答えられない:4.6% |
■入居者対応の課題、50.9%が「外国人入居者への対応」と回答
「Q3.タワーマンションの入居者対応について、どのような課題がありますか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「外国人入居者への対応」が50.9%、「クレーム対応の迅速さ」が44.4%、「高額家賃に見合うサービス提供の難しさ」が36.1%という回答となりました。
Q3.タワーマンションの入居者対応について、どのような課題がありますか。(複数回答)
・ | 外国人入居者への対応:50.9% |
・ | クレーム対応の迅速さ:44.4% |
・ | 高額家賃に見合うサービス提供の難しさ:36.1% |
・ | 24時間対応の必要性:34.3% |
・ | 入居者の高級物件に対する要求水準の高さ:32.4% |
・ | 入居者とのコミュニケーション:20.4% |
・ | その他:2.8% |
ー文化の違い | |
ーモンスター住人の存在 | |
ールールの徹底 | |
・ | 特に課題はない:5.6% |
・ | わからない/答えられない:5.6% |
■タワーマンションにおける定期借家契約の管理、「管理会社が定期借家契約に対応」が約4割を占める
「Q4.あなたの所有するタワーマンションにおける定期借家契約の管理について、現状はどうですか。」(n=108)と質問したところ、「管理会社が定期借家契約に対応している」が38.0%、「管理会社は部分的に対応し、専門的な部分は別途依頼」が21.3%、「対応する業者がなく、自分で管理している」が12.0%という回答となりました。
Q4.あなたの所有するタワーマンションにおける定期借家契約の管理について、現状はどうですか。
・ | 管理会社が定期借家契約に対応している:38.0% |
・ | 管理会社は部分的に対応し、専門的な部分は別途依頼:21.3% |
・ | 対応する業者がなく、自分で管理している:12.0% |
・ | 定期借家契約を利用していない:17.6% |
・ | わからない/答えられない:11.1% |
■管理会社のサービスに対する改善要望、「緊急時対応の迅速化」が42.6%で最多
「Q5.現在の管理会社のサービスについて、改善を希望する点は何ですか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「緊急時対応の迅速化」が42.6%、「タワーマンション特有の管理ノウハウの強化」が38.9%、「設備保証プランの提供」が32.4%という回答となりました。
Q5.現在の管理会社のサービスについて、改善を希望する点は何ですか。(複数回答)
・ | 緊急時対応の迅速化:42.6% |
・ | タワーマンション特有の管理ノウハウの強化:38.9% |
・ | 設備保証プランの提供:32.4% |
・ | 専門スタッフの配置:29.6% |
・ | 報告・連絡の質と頻度:27.8% |
・ | 入居者対応の質向上:25.9% |
・ | 定期借家契約への対応力向上:25.0% |
・ | 資産価値向上のための提案力:20.4% |
・ | IT活用によるオーナー業務効率化:8.3% |
・ | その他:0.0% |
・ | 特にない:12.0% |
・ | わからない/答えられない:2.8% |
■「将来起こりうる問題とその解決案を提示して欲しい」や「設備点検や修理が適正価格かどうかわからない」などの声も
Q5で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、現在の管理会社のサービスについて、改善を希望する点があれば教えてください。(自由回答)」(n=92)と質問したところ、「将来起こりうる問題とその解決案を提示して欲しい」や「管理会社傘下の事業者のみで設備点検や修理を行うため、適正価格かどうかわからない」など59の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・ | サービスをわかりやすくして欲しい。 |
・ | 将来起こりうる問題とその解決案を提示して欲しい。 |
・ | 管理会社傘下の事業者のみで設備点検や修理を行うため、適正価格かどうかわからない。 |
・ | オーナーサイドに寄り添って欲しい。 |
・ | 外国人利用客についての対応。 |
・ | 対応があまりにずさんで知識不足著しい。 |
・ | 管理組合のサポートを希望します。 |
■タワーマンションの資産価値維持・向上のため、53.7%が「入居者の質の確保」を重視
「Q7.タワーマンションの資産価値維持・向上のために、重要だと思う要素は何ですか。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「入居者の質の確保」が53.7%、「定期的な設備更新・リノベーション」が47.2%、「管理費・修繕積立金の適切な設定」が47.2%という回答となりました。
Q7.タワーマンションの資産価値維持・向上のために、重要だと思う要素は何ですか。(複数回答)
・ | 入居者の質の確保:53.7% |
・ | 定期的な設備更新・リノベーション:47.2% |
・ | 管理費・修繕積立金の適切な設定:47.2% |
・ | セキュリティ対策の充実:45.4% |
・ | 最新設備・サービスの導入:39.8% |
・ | 環境性能・省エネ対策:23.1% |
・ | その他:0.0% |
・ | わからない/答えられない:8.3% |
■タワーマンション所有における将来的な不安、「修繕費用の高騰」や「設備の老朽化対応」が上位
「Q8.タワーマンション所有における将来的な不安があれば教えてください。(複数回答)」(n=108)と質問したところ、「修繕費用の高騰」が51.9%、「設備の老朽化対応」が46.3%、「管理会社の質の低下」が33.3%という回答となりました。
Q8.タワーマンション所有における将来的な不安があれば教えてください。(複数回答)
・ | 修繕費用の高騰:51.9% |
・ | 設備の老朽化対応:46.3% |
・ | 管理会社の質の低下:33.3% |
・ | 家賃相場の下落:29.6% |
・ | 空室の増加:26.9% |
・ | 災害時の安全性:26.9% |
・ | 資産価値の減少:25.0% |
・ | 管理組合運営の複雑化:21.3% |
・ | 税制改正の影響:10.2% |
・ | その他:0.9% |
ーモンスター住人の存在 | |
・ | 特に不安はない:8.3% |
・ | わからない/答えられない:3.7% |
■タワーマンションの管理・運用で成功するために必要なこと、第1位「計画的な修繕・設備更新」
「Q9.タワーマンションの管理・運用で成功するために必要だと思う要素は何ですか。(3つまで選択)」(n=108)と質問したところ、「計画的な修繕・設備更新」が43.5%、「入居者の質の確保」が39.8%、「専門性の高い管理会社の選定」が30.6%という回答となりました。
Q9.タワーマンションの管理・運用で成功するために必要だと思う要素は何ですか。(3つまで選択)
・ | 計画的な修繕・設備更新:43.5% |
・ | 入居者の質の確保:39.8% |
・ | 専門性の高い管理会社の選定:30.6% |
・ | 資産価値を維持する投資判断:29.6% |
・ | 物件の立地選定:19.4% |
・ | 専門家(税理士・弁護士等)との連携:16.7% |
・ | 適切な家賃設定:15.7% |
・ | 管理費用の最適化:11.1% |
・ | 長期的な出口戦略:10.2% |
・ | 市場動向の把握・分析:1.9% |
・ | その他:0.0% |
・ | わからない/答えられない:9.3% |
■「知見の取得とアップデート」や「住民の声をしっかり聞いて目に見える提案・実行に移すこと」などのポイントも
Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外で、タワーマンションの管理・運用で成功するために必要だと思う要素があれば教えてください。(自由回答)」(n=98)と質問したところ、「知見の取得とアップデート」や「住民の声をしっかり聞いて目に見える提案・実行に移すこと」など62の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・ | 知見の取得とアップデート。 |
・ | 専門的に管理して価値を維持する。 |
・ | 管理会社の業務を住民が監視すること。 |
・ | 迅速な対応、警備員を置く。 |
・ | 駐車場、駐輪場問題の解決。 |
・ | 住民の声をしっかり聞いて目に見える提案・実行に移すこと。 |
・ | 的確な改革。 |
・ | 入居者に寄り添った管理、運用をしていただくこと。 |
■まとめ
今回は、都市部(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、愛知県、福岡県)在住で、タワーマンション(高さ60m以上・約20階建て以上)を所有し、管理会社に委託しているオーナー108名を対象に、タワーマンション管理に関する実態調査を実施しました。
まず、タワーマンションの物件管理における最大の課題としては、「設備故障・メンテナンスの費用負担」(46.3%)や「高層マンション特有の設備管理の複雑さ」(38.9%)が挙げられました。また、設備管理では「高額な修理・交換費用」(57.4%)、入居者対応では、「外国人入居者への対応」(50.9%)などの課題を抱えています。さらに、管理会社のサービスに対する改善要望については、「緊急時対応の迅速化」が42.6%で最も多く、次いで「タワーマンション特有の管理ノウハウの強化」が38.9%でした。一方で、タワーマンション所有における将来的な不安では、「修繕費用の高騰」(51.9%)や「設備の老朽化対応」(46.3%)が挙げられ、タワーマンションの管理・運用で成功するために必要なことに関しては、「計画的な修繕・設備更新」(43.5%)や「入居者の質の確保」(39.8%)が上位になりました。
今回の調査では、タワーマンションの管理において、高層建築ならではの複雑な設備管理とそれに伴う高額な維持管理コストがオーナーの大きな負担となっている実態が明らかになりました。都市部でタワーマンションが増え続ける中、専門的な管理ノウハウと迅速な対応力を備えた管理会社の価値は一段と高まっています。とりわけ、設備保証サービスや定期借家契約への対応など、従来の管理スキームでは対応しきれない新たなニーズが顕在化しており、高級賃貸市場では高度な専門性を備えた管理サービスの必要性がますます高まっています。
■不動産管理のお悩みに関する様々なソリューションを提案する「アセットテクノロジー」
賃貸管理業を通じて、オーナー様の人生を豊かにすることを使命に、私たちアセットテクノロジーは、物件の賃貸管理サービスを提供する会社です。
質の高い賃貸管理サービスとコストパフォーマンスで、オーナー様や入居者様に満足頂き、賃貸業務の領域におけるオーナー様の利益の最大化を目指していきます。
詳しくはこちら: https://assettech.co.jp/
■会社概要
会社名 : | アセットテクノロジー株式会社 |
代表者 : | 代表取締役 宮本泰光 |
所在地 : | 〒541-0057 ⼤阪府⼤阪市中央区北久宝寺町四丁目4番7号 |
VPO本町セントラル 9階 | |
事業内容: | ・不動産賃貸管理業 |
・内装、リフォーム、リノベーション業 | |
・不動産売買仲介業 | |
・不動産コンサルティング | |
・損害保険代理業 | |
・建物管理業 | |
・海外不動産業 | |
URL : | https://assettech.co.jp/ |